この記事では、XboxElite ワイヤレスコントローラー シリーズ2(エリコン2)のレビューやおすすめポイントについて、エリコン2を実際に使った使用感や感想を合わせてご紹介します。

まっちゃ
実際に使った「XboxEliteシリーズ2(エリコン2)」レビュー紹介。ぶっちゃけ自分好みのカスタマイズができる最高のコントローラーです!でも、もし過去に戻れるとしたら絶対にエリコン2を買い直すことはありません
- エリコン2の基本スペック
- エリコン2で出来ること
- エリコン2のレビュー(良かった点・悪かった点)
選べる目次
エリコン2とは?

エリコン2とは、マイクロソフトが出しているXbox/PC向けの純正コントローラーです。
正式名称は「Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ2」で、前身となる「Xbox Eliteコントローラー」からいくつかの進化を遂げています。
Xbox Eliteシリーズはさまざまなカスタマイズ要素があるため、自分の好みのコントローラーを作り上げることができます。
コントローラーのカスタマイズ要素ってどういうこと?

たるお

まっちゃ
スティックの高さや形、コントローラーの押し込み感度やマルチキーの設定まで。「Xbox Elite シリーズ2」はハードウェア&ソフトウェアの両面でカスタマイズできるんだよ
エリコン2のスペック
本体の重さ | 約345g(カスタマイズで変動あり) |
バッテリー | 最大40時間連続駆動できるバッテリーが内蔵(交換不可) |
接続方法 | 有線&ワイヤレス接続に対応 |
トリガー振動 | リアルトリガーと振動モーター付き |
サウンド機能 | 3.5 mm ステレオ ヘッドセット ジャック付き |
カスタマイズ要素 | スティックの固さやトリガーのストローク(3段階) |
入れ換え用デバイス | スティック6個・十字キー2個・パドル4個(取り外し可能) |
ソフトウェア設定 | キーの割り当て・感度・デッドゾーン設定などが可能 |
他のコントローラーに比べると本体が重めな印象を受けます。たとえば、本体重量が約193gのPS4コントローラー「DUALSHOCK 4」に比べると約1.8倍の重さです。
現行の純正コントローラーの中では最重量クラスに匹敵するので、人によっては手首が疲れるかもしれません。

まっちゃ
コントローラーを持った手は机や太ももの上に置くプレイスタイルなので、重さは特に気になりませんでした。「Xbox Elite シリーズ2」のレビューとしては、予算があるなら多くの人におすすめしたいゲームパッドです
エリコン2の同梱物レビュー

「XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2(エリコン2)」に同梱されてるものは以下の通り。
- エリコン2本体
- キャリングケース
- 充電ドック
- USB-Cケーブル
- パドル(2セット)
- 交換可能な方向パッド(2セット)
- 交換可能なサムスティック(6セット)
- サムスティック調整ツール
- その他説明書など
普通のコントローラーに比べると、カスタマイズ用のスティックやパッドが含まれていることが特徴です。
ただし、エリコン2一式にはBluetoothレシーバーが付属していません。レシーバーがなければワイヤレスでコントローラーを操作できないためご注意下さい。

まっちゃ
正規品のワイヤレスレシーバーはちょっと値段が高めなので、非正規の安いBluetoothレシーバーを購入しました。問題なく動作しているけれど、エリコン2のイヤホンジャックを使う場合はXbox専用アダプターを使う必要があります
XboxElite ワイヤレスコントローラー シリーズ2本体

「XboxEliteシリーズ2本体」の持ち手部分にはラバー加工風のグリップがついています。

裏から表にかけて滑り止めが施されていますが、ラバー風に見せかけたプラスチック加工です。グリップが剥がれたり劣化したりという心配はありませんが、人によってはデメリットに感じるかもしれません。
デバイス一式をしまえるキャリングケース

キャリングケースにはエリコン2本体の他、充電ドックや各種カスタマイズツールをしまっておくことが可能です。
ケース上部には充電ケーブルをしまうスペースも用意されています。

まっちゃ
レビューすると、割としっかりしているのでケースごとバッグにしまって持ち運ぶのも問題なさそうです
充電ドックは置くだけでOK

エリコン2コントローラーは充電ドックに乗せるだけで充電できます。

磁石がついているため、適切な位置へコントローラーを置きやすくなっている仕組みです。

また、ケース自体にも充電ケーブルを通す開閉可能な穴がついています。

コントローラーをケースにしまいながら充電することも可能です。
ケース内の充電ドックはマグネットにより固定されているため、「気づいたら充電ドック位置がズレていた」ということはありませんでした。

まっちゃ
充電ドックにバッテリーが内蔵されている訳ではありません。あくまでケーブルと充電ドックを繋げておく必要があります
しなやかなUSB-Cケーブル

割と嬉しいのがケーブルの規格にUSB Type-Cが採用されていること。近年ではAppleも独自路線からUSB-Cの採用を始めているなど、共通規格として複数のデバイスを管理しやすくなっています。
コードはしなやかですが、ケーブル保護の観点から少しハードな印象を受けるためケーブルに”クセ”はついてしまいそうです。

まっちゃ
USB-Cは裏表が無いので、コントローラー本体にケーブルを接続しやすいのもメリットですね。充電ドックを使う場合は特に関係ありません
背面には4つのパドル

XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2は、ソフトウェア設定をすれば背面パドルを使ったシフトキー操作が可能です。
コントローラーでシフトキー操作ってどういうこと?

しまった

まっちゃ
簡単にいうと、パドルを押してる間だけキーの効果を別のものに変えられるんだよ。「ABXY」を「十字キー」に変えれば、スティック移動中の十字キー操作がしやすくてめちゃくちゃ便利!
普通にコントローラーを握る分には手が触れないため、パドルの誤操作が起きにくくなっています。しかし、持ち方や手の大きさによっては誤操作に繋がるかもしれません。
パドルは取り外しできるため、マルチキー操作が不要な場合はXboxElite シリーズ2コントローラー本体から取り外すのもおすすめです。

まっちゃ
自分で使う分には気になりませんが、手が大きめな人は注意しましょう
特徴的な8方向操作できる十字キー

XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2の特徴的な要素が8方向操作可能の十字キーです。従来の十字操作に加えて、十字キーでの斜め入力がとてもしやすくなっています。

もちろん、従来の十字キーへ入れ替えることも可能です。

まっちゃ
「間違って斜め入力になった!」という経験はありませんが、好みに応じて交換することをおすすめします
XboxElite ワイヤレスコントローラー シリーズ2はカスタマイズがすごい

XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2のレビューの中でも、特に取り上げたいポイントがハードウェア・ソフトウェアの両面からカスタマイズすることができる点です。
- ハードウェア
- 十字キーの入れ換え
- スティックの交換(高さ・形状)
- スティックを傾けたときの固さ
- 3段階調整可能なトリガー
- ソフトウェア
- 最大4つのプロフィール
- キーの割り当て
- シフトキーの登録
- 振動機能の調節
- デッドゾーンなどの微調整
- スティックの感度
カスタマイズ可能なハードウェア要素
XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2の魅力と言っても過言でないのが、カスタマイズ可能なハードウェアの要素です。
いくつかの段階に分けて、自分好みのコントローラーに調整することができます。

まっちゃ
「XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2」のハードウェア部分でカスタマイズ可能な要素を見ていきましょう
XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2のカスタマイズ用ツール

Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2のレビューにおいて、各種カスタマイズデバイスが用意されている点は見逃せません。

くぼみに段差があるやつってゴミが取り除きにくくて好きじゃないんだよね。平坦なくぼみのスティックは掃除しやすくて良さそう!

たるお
XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2は十字キー・スティックの入れ換えができるだけでなく、スティックのテンション(重さ)も3段階変更することができます。

重めが好みなので重めに設定していますが、“指が疲れる”という人はスティックを軽めに設定してみるのもポイントです。

まっちゃ
スティックは磁石でくっつくため、簡単に取り付け&取り外しが可能です。操作中にスティックが外れたことはありませんでした
調整可能な3段階のヘアトリガー
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2の背面にあるスイッチを切り替えることでトリガーの深さ(ストローク)を3段階調節することができます。



トリガーのストロークが深めであれば、レースゲームなどの車加速を微調整しやすくなります。言い換えると、トリガーを浅く設定すれば即座に底打ちすることが可能です。
また、Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2のトリガーを浅くする+ソフトウェアで調整すれば、ボタン感覚でトリガーを操作することもできます。

まっちゃ
トリガーはデフォルトの深めが好きなのでそのままに設定していますが、ストロークを浅くすれば指への負担を軽減できそうです
ソフトウェアでカスタマイズ出来ること

ソフトウェアでカスタマイズすれば、更にXbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2の使い勝手を向上させることが可能です。Microsoftが提供しているPC版向けソフトウェア「Xbox アクセサリー」を使うことで、ソフトウェアをカスタマイズできます。
初起動はXbox Elite 2コントローラーのアップデートが必要で、ソフトウェアのカスタマイズをする度にパソコンとコントローラーの有線接続を求められます。

まっちゃ
Xboxアクセサリーの入手にはMicrosoftアカウントが必要です!
4つのプロフィール作成

Microsoftが提供している「Xbox アクセサリー」を使えば、「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」を使うときに最大4つのプロフィールを作成することができます。
各ゲームごとに設定を入れ換えたり、ゲームパッドを共有したりするときに役立つ機能です。プロフィールに応じて、「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」の設定が切り替わります。

まっちゃ
個人的には1つで十分ですが、使い分けする人にとっては便利だと思います
キーの割り当て

“マッピング”ではコントローラーの各ボタンを別のキーに割り当てることができます。

また、「シフト」ボタンを割り当てていれば、シフトキーを押している間だけボタンの割り当てを変えることも可能です。

「シフトキーの割り当て」には背面にある4つのパドルを指定できるものの、1つのボタンに割り当てられるキーは最大で2つまで。また、xinputのみに対応しているためAボタンやBボタンなどにキーボードやマウス操作を割り当てることはできません。

まっちゃ
「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」のボタン割り当て機能はデフォルトのまま使っていますが、シフトボタンはめっちゃ便利なのでおすすめです
振動機能の調節

Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2は合計4箇所の振動機能を調節できます。各ゲームでも振動機能を変更できますが、ソフトウェアなら一括で振動機能をオフにすることが可能です。
デッドゾーンの微調整

デッドゾーンとは、範囲内であれば動かしても反応しない部分のこと。つまり”遊び”のことだな

あじ助
Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2は、デッドゾーンを調整するとボタン感覚でトリガーを操作できるようになります。
FPSゲームなどで「瞬間的な打ち合いに即座に反応したい」といった場合はデッドゾーンを無くすのもアリでしょう。

まっちゃ
デッドゾーンがなくなるとわずかな操作でコントローラーが反応するようになります。操作していないのに動くこともあるので、特にこだわりがなければ0にするのは辞めておきましょう
両スティックは個別に感度調整可能

Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2であれば、左右スティックの感度をそれぞれ個別に設定することができます。
移動に使う左スティックは感度高めで移動しやすく、エイムに使う右スティックは感度低めで敵を捉えやすく、といった工夫ができるのもポイントです。

まっちゃ
ただし、100%感度を調整できるわけではないので、スティックを倒しきったときの感度は同じになってしまいます
エリコン2の使用感レビュー|感想・評価
結論:エリコン2は運ゲーなので別のコントローラーがおすすめ
今回、サポートの対応は早かったものの送り返されてきたエリコン2にも初期不良がありました。
高いお金を払って交換手続きや返送の手間をかけて、それでもダメだったっていうのは悲しすぎるね

たるお

まっちゃ
ボタンの不具合が気になって使いたくないからもう隅っこでホコリかぶってるわ。誰か買う?
PCで使えるコスパの良いワイヤレスコントローラーが欲しいなら、新型のXbox Series Xコントローラーがおすすめだぞ。別売りの『バッテリー+充電ケーブル+レシーバー』をあわせてもエリコン2より数千円安いからな

あじ助

まっちゃ
ギャンブラーならエリコン2を買うのもアリですね。自分は過程に問題があってもう購入したくありませんが、コントローラーのスペック自体に文句は一切ありません
XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2の初期不良問題について交換してみた
Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ2のレビュー評価をまとめると、初期不良に当たらなければ高評価です。
本体スペックは実に満足の行く出来ですが、Xbox Elite シリーズ2には初期不良問題があり、実際に購入したエリコン2もAとYボタンが反応しづらい症状が…。

まっちゃ
「反応しない」という訳でもなく、なんか反応しづらいという感じです。たまにボタン入力が認識されない感じなので、ゲームプレイ中はわりと気になってしまいます
そこで、Xboxサポートへ「XboxEliteワイヤレスコントローラーシリーズ2」の返品・交換申請を出してみることに。Amazonへの返品ではなく、Xboxサポートを経由した初期不良の交換手順について記事をまとめましたのでご参考下さい。
価格に見合った性能はあるものの……。
エリコン2レビュー:良かった点
「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」は使いやすい!自分でカスタマイズできるコントローラーとしてハードウェア・ソフトウェア両面で満足できた。特に、LTやRT部分のストロークの深さやデッドゾーンを変えられるのは魅力的なポイント。
個人的にはデフォルト設定が好きだけど、ストロークを浅く設定すればボタン感覚でトリガーを瞬時に押すことができる。コントローラーでFPSをやるユーザーなら、デッドゾーンの調整とあわせてカスタマイズ機能がすごく魅力的に感じるんじゃないかな?
操作しづらそうに見える八方向の十字キーも誤入力することは無かった。単純に操作性が上がっているのでメリットが増えていい感じ。
「軽さ&浅さ」「重さ&深さ」をそれぞれハードウェア・ソフトウェアでコントロールできるので、指の疲れや操作のしやすさなど、人それぞれの好みに応じてカスタマイズできるのは「Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ2」レビューの中でも良かった点。
エリコン2レビュー:悪かった点
「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」は初期不良が多いらしい。実際に購入したコントローラーもボタンの反応が悪い。
初期不良がなければ高評価だったけど…、サポートの対応次第で評価を変えるつもり。(追記:サポートの対応は早かったものの、交換品のボタンが今度は埋まった。評価を変更4.5→2.0→1.0)
それを除いても、「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」や「純正レシーバー」の値段がぶっちゃけ高すぎるかな。レビュー用に買い替えたけど個人的には普通の箱コンでも十分。
ただ、値段が高い分コントローラーとしてのスペックは優れていると思う。初期不良がなければきっと気に入るけど、価格が価格だけに購入を尻込みしちゃう人は多そう。
ハードウェア面は完全な微調整ができるわけではないので人の好みが出てしまうかもしれない。今回は俺にマッチしていたので、コントローラーの性能自体には特に文句なし。