この記事では、One Step From Eden(ワンステップフロムエデン)とはどのようなゲームか、PC版のOne Step From Edenのプレイレビューとしておすすめポイントなど感想をご紹介します。
One Step From Edenは最大2人のCO-OP/対戦プレイに対応したデッキ構築型アクションゲームだ
- One Step From Edenとはどのようなゲームか
- One Step From Edenの感想レビュー・評価(良かった点・悪かった点)
- One Step From Edenを友だちとプレイする方法
One Step From Edenとは?
One Step From Eden(ワンステップフロムエデン)を一言でレビューすると、デッキ構築型のハイスピードアクションゲームです。
「Slay the Spire」のようなデッキ構築型ローグライクをベースに、アクション性のある高速戦闘システムが組み込まれています。
7つのステージが用意されており、ステージクリアの目標である「エデンを目指す」というストーリーです。
高難易度なハイスピードアクションバトル
One Step From Edenのバトルは4×8のマス目で分割されたフィールドがメインです。
自陣と敵陣で2分割されており、キャラクターごとに設定された武器やスペルを使って戦闘します。
そして、One Step From Edenをレビューするうえで特徴とも言えるポイントがリアルタイムで進行していくバトルシーンでしょう。
本ゲームは敵の攻撃が激しく、まるで弾幕ゲームのように攻撃が飛び交います。
敵の攻撃をかいくぐりつつこちらの攻撃を当てる…という攻防は、”デッキ構築”の戦略性に加えて、プレイヤーの腕の見せ所です。
ショップキーパー戦や終盤のボス戦は、エグゼのフォルテを思い出す強さだったよ…
コストを踏まえた柔軟な戦闘が求められる
One Step From Edenの戦闘シーンでは、「スペル」と呼ばれるカードを使って戦闘を進めていきます。
スペルには、「ダメージを与えるスペル」「自分にシールドをつけるスペル」「相手の移動を制限するスペル」「バフ・デバフを付与するスペル」などなど…とさまざまな効果を発揮するスペルがあります。
スペルはデッキの中からランダムで2枚選択され、スペルを使うとデッキから次のスペルがドローされます。
一度使ったスペルは使えなくなるものの、全てのスペルを使い切るか、自分でデッキをシャッフルすることで、再度使用可能に。
そんなスペルの使用には「マナ」が必要です。マナは自動的に回復しますが、強力なスペルほど必要なマナコストが高い傾向にあるため連発できません。
そのため、各キャラクターに設定されたノーコストで使える「武器」をベースに戦いつつ適切なタイミングでスペルを使う戦略性が必要です。
マナや回復速度を増やせるものの、だからといって連発するゲームではない。揃うまでスペルは考えて使う必要があるぞ
先述した通り、One Step From Edenはすべてがリアルタイムで進行します。
弾幕のような敵の攻撃を避けつつ、武器やスペルで攻撃して、マナの残量に気を配る。
とにかく同時進行で”見なければいけないポイント”が多いです。
とはいえ、決して理不尽ではありません。敵の攻撃にはパターンがあり、プレイを重ねるたびにミスを修正して上達していることを実感できるのもOne Step From Edenの面白いポイントだと言えます。
攻略を左右するデッキ構築
One Step From Edenにおける特徴の1つが戦闘に使われるスペルのデッキ構築要素です。
戦闘エリアをクリアすると、報酬としてランダムに表示されるスペル3枚のうち1枚をデッキに入手できます。
デッキが多いと使いたいスペルが引きにくい状態になってしまう。取捨選択を迫られるのが面白いところだな
ショップでは、スペルの購入や削除、強化ができます。
ショップを活用して、自分だけの強力なデッキを構築していくのもゲーム攻略のポイントです。
また、スペルの強化システムによって特殊な効果を追加することもできます。
単純にスペルの威力をあげるのではなく、 「威力が半減する代わりにマナコストを1にする」「威力が2倍になる代わりにその戦闘では一度しか使えない」「使用時に自分にシールド」など、24種類にも及ぶ強化の幅があります。
使いにくいスペルを使いやすく、強力なスペルを更に強力に、とデッキ構築の幅が広いのもOne Step From Edenを攻略する楽しさを引き出す要素の1つです。
うまくデッキを構築できれば、ボスを一瞬で倒せるのもデッキビルダーの醍醐味だな
デッキ構築を運ゲーにしない「フォーカス」
One Step From Edenには250種類以上のスペルが存在するため「デッキ構築がやりにくいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、狙った種類のスペル出現率を上げる機能「フォーカス」を使えば、デッキ構築の運要素をある程度コントロールできます。
属性の”ブランド”で入手したいカードを決める
スペルにはそれぞれ「ブランド」と呼ばれる属性のようなステータスが設定されています。
フォーカスでは、その”ブランド”を指定して入手するスペルの傾向を限定するため、好みの属性に合ったスペルカードを入手しやすい仕組みです。
防御系は”Phalanx”、毒やデバフは”Miseri”など 、スペルの傾向によって設定されているブランドが異なります。
そのため、「作りたいデッキの決め打ち」「初期デッキやキャラ性能に合わせて」「スペルの引きに合わせて」と、フォーカスするブランドを選ぶのも戦略性の1つです。
カードゲームはドローを含め運ゲーになるシーンも多々あるが、One Step From Edenのレビューとして、デッキ構築の段階からプレイヤースキルが求められるのも面白いポイントだな
性能の違う9人のプレイアブルキャラクター
One Step From Edenでは9人のプレイアブルキャラクターが用意。
キャラクターはそれぞれ性能が異なり、キャラクターのHPや使用武器、初期デッキなどに違いがあります。
また、1体を除いて各キャラ2つ以上のスタイルが用意されているのもOne Step From Edenのレビューで特筆すべきポイントです。
スタイルによってデフォルトの武器やステータス、スペルなども変わるため、合計で18種類の異なる性能を楽しめます。
ゲームそのもののリプレイ性に加えて、実質多くのプレイアブルキャラクターがいるため、自分に合ったプレイスタイルのキャラを見つけやすいでしょう。
カードゲームでこれだけ多くのプレイアブルキャラクターがいるのは結構珍しいんじゃないか?
キャラクターごとにスキンも用意されており、キャラクターの見た目を変化させて楽しめます。
ストーリー性は薄い
One Step From Edenのストーリーはゲーム内ではまったく説明されていません。
また、キャラクターのバックストーリーや世界観がゲーム中に語られるシーンもそう多くはありません。
ボス戦でキャラクター同士の会話は少しあるものの、世界観が想像できるやり取りではないため、ストーリーを重視する方にとって、One Step From Edenはすこし物足りないかもしれません。
「ロックマンエグゼ」がやりたい人は注意が必要
開発者自身が「ロックマンエグゼシリーズにインスパイアされた」と公言しており、 One Step From Edenのレビューでも似たような意見を持つ方が少なくありません。
実際、ゲーム内の「マス目のフィールドで戦う」「デッキ中からスキルを使う」といった共通点に気づく人もいるでしょう。
とはいえ、実際には異なった点が多く、似ている要素の戦闘もロックマンエグゼに比べると全体的に高速でノンストップで行われます。
「ストーリーはほぼナシ」「デッキ構築はランダム要素強め」といったデッキビルダー系に多い特徴もあり、ロックマンエグゼを求めて購入するとイメージと違うかもしれない点には注意が必要です。
One Step From Edenのプレイレビュー|感想・評価まとめ
One Step From Edenはアクション好きにもローグライク好きにもおすすめ
One Step From Edenのレビューをまとめると、「ロックマンエグゼの戦闘が好きな人」「デッキビルダー系ゲームが好きでアクションも行ける」という人なら、本当におすすめできるゲームです。
デッキ構築ゲーのため覚えることが多く、アクションも難しいなど比較的高難易度ですが、プレイしながら上達を実感できる非常に面白いゲームです。
アクションは本当にむり!って人以外には全員におすすめできるレベルのゲームなので、ぜひOne Step From Edenをプレイしてみてはいかがでしょうか。
余談だが、One Step From Edenは「Steam Remote Play Together」に対応している。友だちと二人で実質マルチプレイができる機能だ。
とはいえ、肝心のゲーム性は欠けているので、「できるけど、おすすめはしない」という印象だな
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